みなさんこにちは
なかえ不動産の中江です。
マイホーム購入で適切な「予算=物件価格+諸経費」を決めていくことは大変重要なポイントになります。
今回は、「年収」を切り口に、購入できる不動産の価格や、ローンの予算を把握する方法をご紹介します。
また、年収に対して妥当な返済額かを見極める「返済比率」もあわせて解説します。
不動産購入に必要な予算を年収から考える
マイホームを購入しようと考えた時、まず「いくらの不動産が買えるか」が気になりますよね。
一般的には、年収の5倍以内が購入価格の目安といわれています。
より具体的に、不動産購入に必要な予算をつかむ基本的な考え方があります。
自分が用意できる「頭金」と、住宅ローンの「借入額」を足した合計を「購入できる不動産の金額」としてみる方法です。
「頭金」は多くすれば返済額を減らせますが、預金をすべてまわすとリスクになります。
自己資金から、将来の教育費や諸費用などを引いた額を頭金にすると安心です。
不動産購入するためのローン予算を年収で計算しよう
不動産を購入するためには、住宅ローンでどれくらい借入れが妥当な予算となるかを見ていきましょう。
おおまかな試算ですが、計算の手順は大きく分けて2つです。
最初に、世帯の手取りの年収から30%を割り出し、「月々の住宅費」を出します。
年収600万円なら、「600万円×0.3÷12か月」で、月の住宅費は15万円です。
住宅費からランニングコストを引いた額が、「月の返済予算」です。
ここでは、3万円をランニングコストとみて、「12万円」を月の返済予算にします。
次の手順で、ローンの金額を計算します。
100万円を借入れたときの月の返済額を基準にして、総額を出します。
仮に、金利が0.75%で、35年返済を想定すると、月の返済額はおよそ「2,707円」です。
「12万円÷2,707円×100」で計算すると、住宅ローンの予算は約4,432万円となります。
「返済比率」をチェックすると年収に見合った不動産購入かがわかる
不動産を購入し、無理のない返済かを確認するには、住宅ローンの「返済比率(%)」を参考にします。
「年間返済額÷額面の年収×100」で計算が可能です。
返済比率は金融機関の審査でもみられており、年収が400万円未満なら30%以下、400万円以上なら35%以下が、一般的な返済比率の上限といわれています。
この範囲を超えると、金融機関の審査もほぼ通りません。また、家計の負担も厳しくなる可能性があるとして目安にできるでしょう。
理想は25%程度であるといわれております。
額面月収40万円なら10万円程度に月々の住宅ローンを設定するのが理想です。