こんにちは
なかえ不動産の中江です。
今回は、現状渡しについてのおはなし
不動産を購入するとき、現状渡しという言葉を聞くことがあるかもしれません。
ここでは、そもそも現状渡しとはなにかや、メリット・デメリットなどについてご説明していきます。
不動産の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
不動産購入の際の現状渡しとは
初めに現状渡しとはどのようなものかをご説明します。
現状渡しとは
これは、購入予定の物件を修繕してもらわずに、そのまま買い取ることを言います。
一般的には、水回りの故障や壁の塗装剥がれなど、あらゆる欠陥は直した状態で売るものですが、そのまま買い取ることもできます。
家具家電は関係ない
あくまでも現状のままになるのは物件にもともとある設備です。
家具や家電は後から持ち込まれたものなので、もらえたりはしません。
ほしい場合はまた別で相談する必要があります。
不動産購入の際の現状渡しのメリット
次に、現状渡しにおける利点を解説していきます。
すぐに住める
修繕や改築などを売主にしてもらうと、その分住むまでに時間がかかってしまいます。
その点現状のまま受け取れば、すぐに住めるというメリットがあります。
なるべく早く家に住みたいというときには現状で受け取ったほうがよいでしょう。
安く買い取れる
売主からすれば、修繕にもお金がかかるので、現状で売れるのはメリットがあります。
相手はお金がかからない分、こちらも価格交渉が有利に進められるのが利点です。
修繕にどれくらいの費用がかかりそうか売主と相談しながら、どれだけ価格を下げてもらえるか交渉していきましょう。
不動産購入の際の現状渡しのデメリット
最後に、現状渡しのデメリットについて解説していきます。
結局自分で直す
現状のまま受け取ったはいいものの、住むにはなかなか困るほどの欠陥があったときには、結局自分で修繕をしなければならないこともあるのでデメリットになってしまいます。
そうなるとまた住めない期間が生まれるので、あまり変わらないような気もしてきます。
場合によっては高くなる
価格交渉で思っていたよりも安く物件を買えたと思うかもしれませんが、修繕をしようと思ったときに、結局かなりの費用を使ってしまうかもしれません。
せっかく交渉で安く買えたのに、損をしてしまう可能性があるので注意しなければなりません