災害保険は家の購入とセットで加入を検討すべきですが、そのほかの手続きが多いため、つい加入するのを忘れる場合もあるでしょう。
しかし、地震保険や火災保険に入っていないと、思わぬ損害を自費で賄わなければならない場合が出てきます。
今回は、火災保険と地震保険の補償内容について解説します。
納得して保険の加入ができるよう、知識を整理しましょう。
家の災害保険「火災保険」の補償内容とは
火災保険は、補償の適用される範囲が広く、火災のみならず家が被りうる損害を幅広くカバーします。
具体的に、カバーできる損害は以下の9つです。
●火災
●落雷
●破裂・爆発
●風・雹(ひょう)・雪災
●水漏れ
●衝突
●騒擾(そうじょう)
●盗難
●水災
火災保険は、取り扱う保険会社や商品ごとの契約内にもよりますが、上記のような自然災害・過失・犯罪に巻き込まれて起こった損害が補償対象となります。
家の災害保険「地震保険」の補償内容とは
地震保険とは名前のとおり、地震によって被る損害を補填してくれる保険です。
補償内容が幅広い火災保険ですが、地震に関する損害については補償の対象外です。
つまり、家の備えは火災保険だけでは万全とは言えません。
地震・津波・噴火による損害は地震保険で備えましょう。
地震保険の補償内容については以下の2つです。
●居住用の家に対する損害
●収納される家財道具一式に対する損害
また、地震保険は損害を完全に補填してくれるものではなく、建物や家財の損失度合いに応じて補償度合いが変わります。
一部損・小半損・大半損・全損と4つの段階があり、それぞれどの認定を受けるかで保険金の支払額が異なるのがポイントです。
さらに、地震による損害であっても以下の4つのパターンは保険金の支払い対象外となります。
●地震が起きた際の紛失・盗難による損害
●損害が門や塀のみに出た損害
●地震発生日の翌日から10日以上経過した損害
●小規模の損害(一部損に満たない)
災害保険の加入の必要性とは
将来的に家が何かしらの損害を被るかどうかは、誰にもわかりません。
どのような損害を被っても家を元どおりにできる十分な貯蓄があるなら、災害保険の必要性は薄れるでしょう。
しかし、自分の家が損害を受けるのではなく他人の家に意図せず損害を与えてしまう可能性は、完全にないとは言い切れません。
家の修繕費ともなると、簡単に数十万円~数百万円となる場合もあるので、すべてを貯金で賄うのが不可能なケースも十分に考えられます。
火災保険の保険料は、平均で年間約4万5,000円~8万5,000円、地震保険は年間約1万7,000円~2万7,000円です。
万が一の備えと考えれば、家を維持するうえの必要経費と言えるでしょう。
まとめ
家を買うなら、セットで火災保険や地震保険への加入をおすすめします。
万が一を金銭的に補償してくれるのは、災害保険しかありません。
加入時は契約内容を隅々まで確認し、免責事項などを踏まえて加入する保険を決めましょう。
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